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zoom RSS 「社会システム」の発想

<<   作成日時 : 2018/12/17 13:36   >>

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(2018.12.17.)


モンゴルには、「社会システム」の発想がありません。

下の写真は、我が家の隣の出入り口です。
モンゴルでは、普通です。 住んでいる人の氏名も、
部屋番号もありません。「悪いことをしていて、自分が住んで
いるところが知られると困る」人が、多いのが理由だそうです。

ゲル地区も、最近、家屋番号ができましたが、表札はありません。
訪問者は、真夜中でも、次から次へ、ドアを叩くので、近所迷惑です。
もちろん、ドアには、郵便受けも、ありません。
モンゴルでは、中国製ですが、郵便受けのあるドアは売っていないのです。
人々の生活には、郵便や新聞などの、宅配は、「無関係」なのです。
必要な時は、階が違っていても、ドアを大きくたたいて、
出てきた人に聞いて、場所を探すのです。
モンゴルでは、「耳情報」が、有効な手段などです。

役所の「お知らせ」の、郵便もありません。
「うちの子は、そろそろ、入学ですが」と、役所に出向くのです。
もちろん、予防接種などの通知や、納税の連絡や、区役所や市役所の、
業務の、「月間情報誌」の宅配もありません。

人々は、今、何が起きているか、さっぱり、わからないのです。
アマゾンの裸の部族が、密林で文明から孤立した状態に似ています。
(私は、1969年、カリブ海の小さな孤島に、文明社会から孤立した
人々が住んでいた、島を訪ねたことがあります。大変、興味がありました。)

人類は、大きな川の流域に都市を作り(古代エジプト、メソポタニアなど)、
文明を発展させてきました。 海の孤島や、密林の中の小部落では、
文明の発展は望めません。ケニアでは、狩猟民の、ブッシュマンや、
マサイ族に、定住化を進めました。

モンゴルの、広大な草原の点在している放牧民では、文明の恩恵を
十分には、受けるkとができません。
私は、ケニアと、中央アフリカのピグミー(採集民族)の村も
訪問した経験があります。

人々は、定住化して、村、街を作り、集団で規律を守り、お互いに
長所を出し合って、高度な文明、文化が出来るのです。
「人類の進化の、歴史」の、物語が教訓です。

大海原の小島で、一人で住んで、「俺は、王様だ」と叫んでも、
全く、無意味です。

画像


下は、我が家の出入り口です。
自分でつけた、門灯があります。傘は空き缶利用です。
わが団地の住民の、部屋の入口に、門灯があるのは、我が家だけです。
新聞&郵便受けは、牛乳パックを利用しました。
他の住民には、ありません。
来訪者が押して、話もできる、映像付き呼びブザもあります。
部屋番号は,9階ですが、160です。
ちなみに、日本や、先進国では、9階であれば、部屋番号は、9で
始まる、例えば、9XXOO, 3階であれば、 3XXOなどが一般的です。

モンゴルでは、郵便の宅配、荷物の宅配などを、想定していません。
日本の、荷物の宅配の伝票には、郵便番号を書きますが、
その番号や、固定電話番号で、ほぼ、住所の位置がわかるのです。
モンゴルでは、「社会システム」の発想がゼロなのです。
人々は、「右往左往」しています。時間の無駄遣いです。

画像



モンゴルには、「社会活動のシステム化」にお、発想がゼロです。
国の発展を考えるとき、「どうでもいい、自由でいい、隣は我が家
とは、関係ない=放牧文化」は、21世紀の時代にそぐいません。

インターネットは、冷戦終えんで、アメリカ軍が使用していた通信
ネットワークを、民間に開放したものです。
このインターネットは、急速に私どもの社会や暮らしを変えました。

行政も、社会も、「すべて、システムの発想=よい例は、人間の身体」
が必要です。個々がばらばらの、モンゴルは、外国人には
とても、異質な国です。

病院でも、9時に開院であれば、その前の6時ころから、人々が
並んで、苦労しています。 事前に、「整理番号を配布」などすれば、
寒い朝に、数時間前に行くことも不要です。

モンゴルの病院は、検査だけで、場所が違うところに行きます。
日本の総合病院では、その病院内で、全部、検査も治療もできます。
モンゴルでは、何処にっても、「とにかく、時間がかかる」です。
仕事が少ないので、暇が沢山あるからいいけれど、産業が発展して
人々が忙しく動くようになれば、「大きな障害」になります。

いやはや、大変な国です。

農耕文化の、日本も、モンゴルと似通っています。
私は、アメリカの学校に行っているとき、夜は、タクシーの運転手を
していました。 当時は、配車係とは、無線でのやり取りでした。
アメリカの家屋の住所は、奇数番号は右側、偶数番号は左側、
などに区分されて、しかも、番号は100で区切り、この区間が
一ブロックでした。 だから、知らない人が、その場所を探す手間が
省けたのです。 通りの名と、番号が分かれば、その場所が、探す前から
想像できたのです。
言葉が分からなくとも、初めて訪問した街でも、だれでも、間違いなく、
目的の場所に、簡単に到着できるのです。

私は、日本に帰国して、度肝を抜かれたのです。
日本では、8丁目の隣に、15丁目があったりして、「でたらめ。
街づくりに、システム発想ゼロ」だったのです。
私は思ったのです。「世界をインターネットでつなげることは、
日本人には、できなかっただろう。」

さて、隣の奥さんの妹は、現在、大学3年生で、この前、我が家に
夕食に招待しました。日本語を勉強しているので、「卒業したら
日本で働きたい」そうです。 11歳の我が家の娘の日本語の半分
程度の理解度ですが・・・・・・・・

モンゴルでは、こどもがたくさん生まれていますが、大人になってからの
夢が達成できません。市内の大通りには、零下20度Cの真昼でも、
歩道で、物乞いがいるのです。

「がんばれモンゴル」は、地元の人々が、真剣にならなければ、JICAをはじめ、
外国が100年間援助しても、目的の達成は不可能です。

(現在、JICAは、日本式のが学校をUB市内4ヶ所に建築中です。
無償援助です。) 規律や礼儀作法も学ぶべきでしょうねえ。

今朝も、ばい煙が充満していました。
このような、空気を吸っていたら、脳も変になります。
冬は、貧しい家族の収入の半分は、暖房の石炭、薪を買うために
必要です。 結果は、貧弱な食事です。

そして、節約のため、昼間集めた、古タイヤ、ごみをストーブに入れて、
燃やす家族もあるのです。無風の時は、夕方から朝まで、煙でひどいのです。

貧困者は、零下30-35度Cにもなれば、「生きるため」に必死です。
悪臭の煙は、自分のゲルになければ、万歳なのです。

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