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<<   作成日時 : 2017/12/29 12:04   >>

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(2017.12.29.)


モンゴルの年末は、「通常の日々」です。

日本のような、長い年末&年始行事は、外国にはありません。
アメリカでも、モンゴルと同様で、休みは、1月1日だけです。

だけど、今年のモンゴル(ウランバートル市)の学校は、
12月29日から、1月末まで、「煤煙に伴う、長期冬休み」
になりました。 1週間を、春休みから、夏休み(6,7,8月)
から、それぞれ
短くして、2週間をこの冬休みに振り向けたのです。

わが10歳の娘は、大喜びですが、モンゴルの実質授業時間は、
日本に比べて、30%程度です。

わが娘の、BZ#14学校は、「三部制=同じ教室を、小中高校で
三つの組に分けて使用する」ですが、近くの#44学校は、なんと、
四部制です。UB市内では、四部制が相当あるそうです。
三部性が、UBでは標準です。
モンゴルでは、学校も、住宅も、病院も、「外国援助頼り」です。

教育材料、施設、家庭環境、それに、大学の勉強内容(一般教養なし)
では、大卒者が、先進国の、大企業、研究所で、高給料で働ける
機会は、少ないです。

モンゴルの大卒者の、知的レベルが、先進国と比べて、勉学レベルが、
旧社会主義時代の、「国家の要請」と、同じからです。
「専門以外は、知らなくともよい」ですからねえ。
「専門以外の、知識は不要」は、為政者に都合がよいのです。

例えば、数学の先生になる学生は、世界の歴史や、科学、文学や、
他の教科の選択義務がないのです。
「専門バカ」が増えるのです。
国の発展に、マイナスです。
だから、モンゴルでは、大卒者でも、「列に慣れべない、挨拶ができない。
社会や国のことに関心がなく、自分と、親族の利益優先」になるのです。

モンゴルでは、
血縁がない人々が集まって、組織化して、起業することが、
とても、難しいのです。
「信用できるのは、血縁者だけ」です。
放牧文化は、規律を重視する、高度な工業化、産業化した国づくりには、
不向きです。

写真は、家族経営が多い、「小売業」です。
モンゴルでは、製造業は、ほとんどゼロです。
鉱産物の輸出に頼っている、現状では、世界市場に翻弄されています。
通年では、働け、しかも、国際市場で売れるものが、モンゴルにはありません。
市場にあるの物は、90%くらい、隣の、中国からです。

地方からの人々は、山の上めがけて、移動式テントを、好きな場所に
置きます。基本的に土地は公有なので、役所が2回くらい来て、「出て行け」
ですが、無視すれば、自分の所有になるのです。
国土が広いモンゴルは、「土地だけは、十分にある」と、
日本人には、うらやましい、うそのような話です。

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さて、私はこれから、食料を買いにゆきますが、
眼鏡が必要なのです。
製造年月日の、確認のためです。
モンゴルの小売業は、卸から現金で買い取りのため、一度
仕入れたら、腐敗していても、売り切れるまで店に置くためです。

我が家では、年間、10回くらい腹痛をおこしています。
日本では、ありえませんが、モンゴルでは、例えば、卵など、
数か月の売れ残りで、だめになっているのを、新しい卵に
混ぜて売っているのです。
台所で、小さな器に一度、割ってから入れるとき、黄色が
いきなり、解けて拡大したのは、腐敗した証拠です。

モンゴルには、このような例が多いです。
原因は、人々の貧しさのためです。
「貧すれば、鈍する」のことわざどうりです。

外国人は、食料を買うとき、とても、気を使います。

写真は、寒々とした、首都の郊外の、山裾に暮らす、「ゲル地区」
の様子です。地方からの移住者です。
水が、下のほうにある、「市営配水所」から、両手や、手押し車で、
坂道を滑りながら、運びます。凍結の冬は、大仕事です。

トイレは、屋外の、「板2枚渡し」上にしゃがみます。
うんこが新しく、温かいうちは、犬が食べます。
ゲル地区の、生活改善に、日本や中国、世界銀行など、
たくさん支援をしていますが、なんせ、年間、約3万人が
「地方では生活できない」と、首都に流入しているのです。
電気は、幸い、ほとんどついています。
冬は、収入が少ないうえに、暖房の石炭購入に、金を使うので、
貧食に、耐えているのです。
外国人は、昼間でも、単独では行けない場所です。

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モンゴルに良いニュースは、最近、国際市場で、銅の価格が、高騰
していることです。
主要輸出品の、石炭の価格は低下のままです。
昨年から、輸入国の中国が、量を半分にしているからです。

モンゴルは銅精鉱を輸出して、外貨を稼いでいます。

精鉱とは、Concentrateのことで、鉱石を砕いて、水の中に置くと、
重い部分が下に沈みます。その部分を乾燥させば、含有率
60−70%くらいになります。それを輸出します。
地下水が汚染されて、奇形児の出産の原因を疑われています。

船で運んでいる、銅、鉛、亜鉛などは、この方法です。
私は、昔、数年間、この精鉱の検査を仕事として、従事した経験があります。

モンゴルは、「半製品=銅板・塊」で輸出すれば、モンゴルに仕事、
金がもっとできますが、資金、技術がありません。

モンゴルは、東部で原油も生産しますが、100%ロシアに輸出して、
製品は、’輸入しています。モンゴルには製油所がありません。
現在、ガソリンは、日本の値段の約半分です。

資源国でありながら、
半製品にもできない、悲しい現実です。

鉄製品は、100%中国からの輸入で、重いので輸送費が高いので、
モンゴルでは高価です。だから、建物の鉄筋は、「申し訳程度」の
使用です。

アジア開発銀行。モンゴル
経済概要」


さて、我が家が、常時買っている、中国産のリンゴの、なんと、
まずいことか。日本のおいしいリンゴを食べていると、
モンゴルで売っているのは、さながら、「大根とおなじ」です。
今後は、買いません。」世界一まずいリンゴ」です。

今年も、あと、3日だけです。「光陰矢の如し」ですねえ。
時間の過ぎるのは、なんと、早いことでしょう。
私は、モンゴルとかかわって19年です。
ボランテイ全体で、29年になりました。
地元民が、変わらないと、援助の効果は薄いのが実情です。
地元民が、「私利私欲以外、興味がない」では、先進国の
人々が、嘆いても、どうにもなりません。

月や、火星に、人間をすますような、「宇宙の話」になります。





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