がんばれモンゴル

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<<   作成日時 : 2014/07/28 14:12   >>

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(2014.7.28.)

今、モンゴルで、大変なことが進行中です。

経済は、「破産前夜」です。

インフレは、2013年度は、約15%です。
物価が上昇して、一般の人々の生活は厳しいです。

工業製品、食料などのほとんどが輸入です。
これらを、少しでも国産できれば、モンゴルは
楽になります。

____________________

(情報源 Chart は3yrs または 5yrs をクリック)
Bloomberg
Wall Street Journal
Reuters
日本経済新聞
Financial Post
FinancialAsia
大和総研リポート
Moody's

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昨年から、外国からモンゴルへの投資が激減しています。

政府要人や、企業家が、外国に「投資してくれ」と
要請しても、外国の投資家たちは、

「モンゴルは危ない国。元本も回収できなくなる」と、
避けるようになったのです。

モンゴル国債
5年物で、利子は5.125%。今日現在、
HK市場で利子は7.93%。モンゴル政府
は償還時に、50%元本に上乗せになります。

(例)100億ドルを発行して、5年後の満期
には、150億ドルの支払いになります。
50億円は利子です。
外国から借金を続けると、返すのが難しくなります


参考に、
日本国債5年物の利子は、0.149%の低さです。
国の信用度が高いほど、利子は低くなります。

モンゴルのPrime Rate(中央銀行が民間銀行に貸し出す金利)
は、1年間、11.5%です。 日本やアメリカは0%です。

(通常は、3%前後が理想です)

今日は、現在の、モンゴルの経済、金融状況について、Uploadします。

建設が進む、アパートの裏で、何が起きているか?

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大多数のモンゴル人は、さっぱり、「今、何が起きているか?」
の、事実を知らないのです。

第一、毎日、新聞を読む人が少ないのです。
企業や、国の経済について、「私に関係ない」です。

モンゴルは、近年、
外国からの借金で「成長した」のが、今年(2014)は、外国からの
投資が、昨年(2013)比較の65%減少です。

ちなみに、昨年(2013年)は、その前の年(2012)の半分でした。

ですから、現在は、外国からの投資が停止状態なのです。

モンゴル国債(ドル建て)も、Ratingが低下しています。
Ratingが低いと、国際市場で、利子を高く設定しなければ
売れないのです。
「高リスク、高リターン」なのです。

情報源ー1

Moody's

Khan Bank, Xac Bank, Trade and Development Bank(TDB)
の3行と、モンゴル国債が、
「投資に適しない」格付けに、落ちました。
その影響で、外国の商業銀行発行の、小切手の
取立て業務が、モンゴルで受付している銀行が
無くなったのです。

昨年末まで、モンゴルで唯一TDBがしていましたが、
今は、Universal Bankingが無くなったのです。

Mongolian Standard では、世界から相手にされなくなるのです。

今日は、「なぜか?」について、述べます。

間単に言うと、「Mongolian Standard は世界で通用しない」なのです。

モンゴルは、政府も、企業も、一般人も、世界標準からかけ離れた、
行動をしているのです。

行動とは、「金品や、公共の私物化」です。

「今日はOKで、明日のことは知らない」は、

上下関係無く、モンゴル人の常識(Mongolian Standard)
なのです。

短期間で修正は無理です。
なぜなら、「長い時代の、生活に密接な習慣を経ている」だからです。

モンゴルは、資金も、技術も、人材も不足しています。
外国との「共存」が不可欠です。

今日現在(2014.6.)、外国からの借金は、1年前(2013.6.)の2倍の、
約200億ドルです。

1年間で、100億ドルも増えたのです。
まさに、「借金で食いつないでいる」状態です。

政府の金庫に金が無くなったので、今後、人々に、
さまざまな困難がおきます。

(例)車所有者に、一ヶ月4万Tgsの「所有税」の導入など。
   電気、水などの値上げ。


モンゴルのこれまでの、急速な発展は、「砂上の楼閣」だったのです。
外国からの資金の流入だったのです。
人々が、働いて汗を流した結果ではなかったのです。

外国の信用を失ったら、資金の流入は停止します。

モンゴルの経済力では、上記の負債額は、「返済不能に近い」額です。

やがて、人々の生活を襲う魔物に、化けるでしょう。

人も国も「火の車&首が回らない」状態がやってきます。

外貨準備高は、2014.5.現在推定、US16億ドルです。
年初には22億ドルでした。

6月末は推定、US13億ドルです。

国の債務は、2013年度は、GNPの215%でした。

モンゴル中央銀行は、この春、外貨準備高の
発表をやめたそうです。

発表できない理由があるのですねえ。

モンゴルは、一か月分の輸入代金は約20億ドル必要です。
ですから、銀行は、3−5ヶ月先の輸入LCの発行が難しいのです。

現在、「国も、企業も、破産に突入」です。

このままだと、アパートの建設も、少なくなります。
経済が「窒息」します。

外国からの投資の保護や、契約履行が重要です。

(日本大使館の「週報」によると、5−6月のアパートの1M2
あたり価格は安くなっている・・・金の回りが悪くなっている?)

(1)  鉱山
石炭その1: 
3年前、HK証券取引所に、盛大に上場(IPO)した、Mongolian Mining Corpは、
一株HK$10 していたのが、現在、わずか、HK$0.5 前後です。
(1HK=13円)

情報源ー2

今は、同社の株券は「紙くず同然」です。
投資家たちは、「金をどぶに捨てた」です。
彼らは、大きな失望のドン底と思います。

NHKのBSでも、放映された「モンゴルの未来を背負う企業家たち」
でしたが、モンゴル人の経営能力、資金などは、とても、とても、
まだ、力不足です。

同社は、
現在、2度目の借金の返済を、繰り延べを、投資家に要請中です。

情報源ー3

上場時に、石炭は、1トンUS$120 していた国際価格が、今は半分の、
$60前後 なのです。

挙句に、中国と長期契約で、低い価格で売却しています。借金をしたのです。
「前借」と同じですから、安くとも、輸出しなければならないのです。

利益は、ゼロどころか、「操業を続けるれば、毎日、借金が多くなる」です。

Mongolian Mining社は、今、「倒産寸前」です。

鉱山の現場まで取りにきたら、1トンUS$35 で売ってくれるそうです。

ちなみに、私どもがUBで買う石炭は、庭まで持ってきて、1トン、
約US$60 です。しかも、Nalayh村の、煙ばっかり出て、
品質が悪いのです。


石炭、その2

モンゴル国有石炭鉱山会社の、Erdenes Tavan Tolgoi
は、 なんと、中国の会社に資金前借して、1トン、
US$35で売っているのです。

これでは、赤字が続くのは当たり前です。

昔も、今も、モンゴルは、南隣の中国から
逃げることが出来ません。

情報源ー4

中国の煤煙対策で、石炭の需要は今後、減少が予想されます。
今後、中国向け輸出は期待できません。

SouthGobi Resources Ltd.

も、ピーク時一株
HK$126 だったのが、今は、たったの$5.10です。


そして、アメリカの「シェール革命」のあおりで、世界市場で、
石炭が余っていて、安くなっているのです。

モンゴルの石炭の価格の上昇が、期待できなくなっています。

「石炭の時代は終わり」でしょうか?
モンゴルの鉱山に厳しい時代です。

2012年、中国からの前払い金で、公務員の給与を50%上げ、
18歳未満の子ども全員に、一人、月、1,500円支払っています。
ま、「ばらまき」ですね。

その一方で、校舎など、外国の援助。授業は同じ校舎で、2−3グループに
分けて、小、中、高校生が使用しています。

日本や韓国が貧しかった当時は、国の金は集中的に
基幹産業(鉄、化学、交通、通信、教育、住宅など)などに
投資をしました。

結果は、今日の、豊かです。

今は、苦しくとも、将来に投資が必要です。

悪い方法は、「今を楽しんで、明日のことは知らない」では、
国の発展が、遅くなります。


銅山 : Oyu Tolgoi
              
今日、現在(2014.7.)「閉店」状態です。

世界最大の埋蔵量の振れ込みで、Rio Tinto社が660億円出して、
2000年から開発している鉱山です。金も含まれています。

中国の国境から80KM入った場所です。
全面的に操業&出荷したら、モンゴルのGDPの30%を
占めるようになります。

出資は、Turquoise Hill Resouces Ltd(THRL)
(Rio Tinto の100%子会社=カナダ)が66%、
モンゴル政府が34%です。

昨年から、モンゴル政府が、「もっと、金をくれ」の要求に、THRLが、
「最初の契約を守れ」で対立しているのです。

今日現在、鉱山は、数日前に、全雇用者7,000人のうち、
約1,700人を解雇しました。
最初の出荷も中止しています。

外国の報道によると、「THRLは、鉱山から手を引くかもしれない。」

トロント証券取引所では、TTHRLの株はピーク時CA$30が、今は、
わずか$4で、こちらも、 「紙くず同然、倒産寸前」です。

世界の投資家が「だめだ」と失望したのです。

トロント証券取引所のTHRL株価・・・・ま、終わりですね。


情報源ー5



モンゴルのブルームバーグTVを見ると、モンゴル国内の
他の鉱山会社の株式も、軒並み、「限りなく紙切れ同然」に
値が下がっています。

ひどいのは、株価が0(ゼロ)もあります。
モンゴルの株式市場には、上場の規則がないのでしょうか?

先進国では、「ありえないこと」が起きているのです。

モンゴルで、今、倒産の連鎖が起きそうです。


(2) 銀行

Golomt Bank(GBK)にまつわる信用失墜です。

この銀行は、人脈も「政府一体」なのです。
     
現在、商社の伊藤忠が18のLCの支払いをGBKに求めて裁判中です。
GBKは、証拠6,000余件を破棄処分しています。

情報源ー6

そのほか、ヨーロッパと、中東の投資家、数社に対して、
「5年毎の監査報告&利子支払い」をしていません。
約束の「IPO」も、実行していないのです。
  
投資家たちが、「金を返せ」と要求したら、「金は無い。返せない」です。

国際的な監査法人の、Ernst&Young と、 PricewaterhouseCoopers
「こんな、むちゃくちゃな、銀行の監査は出来ない」と、手を引きました。

GBKは、自分たちで、モンゴルの監査法人をロンドンに作って、
「監査OK」にしたが、Rating 法人が「見せてくれ」と要求したら、
「企業秘密で見せられない」の答えです。

こんなの、世界で通用するわけが無いのです。
GBKと、鉱山の癒着で、外国からの資金や投資は、
        
「どうなっているのか、さっぱり、分からない」です。
   
モンゴルでは、企業も、政府も、「統計、分析、指数など」
は、虚偽が多く、「不透明性100%」です。

World Standardとは、無縁なのです。

(3) Moody's も、Give up = Stay away = hand off.

昨年の秋、Moody’sは、「こんな、むちゃくちゃ銀行など、Raitingの
対象に出来ない。手を引く」と、宣言しました。
投資家は、Moody's などのRatingを見てから投資するか、
しないかを判断します。

情報源ー7

Standard & Poor's と  Fitch Ratingsの両社は、モンゴル国債は、「買うには大きなリスクがある」と、判断しています。

ーーーーーーーーーーーーー

HKSEに上場している、モンゴルの鉱山関係会社
の株価も、「果てしない下降」を続けています。

Mongolian Energy Corp. 株価は、一時の HK$17 は、現在、わずか、$0.23 の「紙切れ」です。

情報源ー8

モンゴルの企業は、現在、国外からの資金調達が難しくなっているのです。
世界は、「モンゴルを相手にしない」状態です。

外国からの新規投資は、困難です。
モンゴルは、政府も民間も「信用失墜」です。

発展途上国に投資する場合は、

政治、為替、インフレのリスクも加味しなければなりません。
法令も変わるのが早いし、人々の知的レベルも考慮が必要です。


高岡の主張です。

モンゴルが発展するためには、World Standard に転換する以外に
方法はありません。

転換できないと、「子どもを生んで、その子が外国で働き、モンゴルに
送金する外貨稼ぎの経済」になります。

すでに、外国からの送金は、
モンゴルのGDPの相当を占めています。

モンゴルは、
世界の市場で売れる、輸出品が少ないのです。
特に、工業製品がほとんど無いのです。


鉱物が埋蔵している土地で、家畜の放牧をしているだけでは、
「経済活動の利益はゼロ」です。

人間が資源にかかわって、初めて「資源」になるのです。
資源を人々の生活の向上や、民主化の推進に利用するも、
「人」なのです。

地味ですが、「教育に力を入れて、徐々に、World Standard」に
人々の思考や行動の転換が必要でしょう。

モンゴルは、「優秀な人的資源」があれば、豊かな、安心、安全、
安定の国が築けます。

「がんばれ、モンゴル。」

BZ区役所の通知、「7月16日ー18日は湯が止まる」は、
本日現在(7月28日)、まだ、止まったままです。

追加の通知も無いのです。
こんなことは、モンゴルでは「通常=普通」なのです。

モンゴルでは、工程や、予算や、納期を守る概念が
全くありません。
「どうでも良い。誰も知らない」は、Mongolian Standardなのです。

私は、毎日、運動で汗を流します。
大きな鍋で湯を用意して、身体を洗うのです。

いや、はや、困ったものですねえ。

モンゴルは、
いつになったら、まともな、普通の国に
なれるだろうか?
         
モンゴル金融事情

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